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Dia
a Dia (2008年2月29日 )
エンターテインメト
アンナサエキ、タンゴを歌う日本人
異文化を乗り越え、ラプラタ河流域の音楽を世界各国のステージで公演、アン・リー監督の映画でタンゴを歌う。明日、リベルタドール劇場出演。
(Florencia Perez Caudio_
生まれも育ちも場末とは全く異なる世界に生きてきたが、日本のアンナサエキはラプラタ河周辺で生まれたタンゴに一目ぼれし、タンゴ歌手になることを決心する。レオポルド・フェデリコ、ピアニストのホセ・コランジェロ楽団とともに編成を組み、ディセポロ、オメロ・マンシの詩、カルロス・ガルデル、マリアノ・モレスの曲などを世界各国のステージで公演してきた。ごく最近、有名なアン・リー監督(ブロークバック マウンテン,アカデミー監督賞受賞)の最新作の映画でもタンゴを歌っている。明日、サンマルティン リベルタドール劇場にてバンドネオン奏者&作曲家のOsvaldo
Piro指揮コンサートで客演として歌う。
大ホールでのリハーサルを終えたあと、通訳を介しDia a Dia にアンナサエキは語る。
‐タンゴを知ったきっかけは?
‐デビューしたときにタンゴが向いているといわれました。そのとき初めてこの音楽ジャンルを知ったのですが、その情熱的なスタイルに驚きました。
‐タンゴの歌詞はルンファルド(隠語)で表現されていますが、日本語からどのようにこのジャンルに取り組まれていますか?
‐ホセ・コランジェロ楽団やレオポルド・フェデリコ楽団などでボーカルをつとめる幸運をいただき、タンゴの偉大なアーティストの近くにいることでタンゴが象徴するものが伝わってきました。またタンゴ発祥の地、ブエノスアイレスを訪れたときにさらによく感じとることができました。タンゴの踊りを教えていただいたこともより自分を表現する助けとなりました。
‐ラプラタ河周辺地域と文化的な共通点が無いように思える日本で、タンゴが多くの人に愛されている現象はどのように説明できますか?
‐日本には、悲しみ、せつなさ、失恋を歌った演歌というジャンルがあります。タンゴに関しては形式が異なりますが、共通する面があります。そのことが日本とタンゴを結びつける橋になっていると思います。
‐“クラシカ”の中で♪エルディアケメキエラスをスペイン語と日本語で歌っていますが、タンゴは言語でどれだけ変りますか?
‐日本語にしますと、言語特有の問題で詩が短くなってしまいます。思いやエッセンスは同じでも、日本語訳は短くなります。ですので元の意味を失わずに短い訳詩にしなければなりません。自分で詩を訳しますが、その際最も大事にしているのはエッセンスを尊重することです。
‐日本人がタンゴを歌うことを人々はどう受け入れていますか?偏見がありますか?
‐そうですね、パリではとても歓迎されています。以前、タンゴの中にサエキアンナスタイルが出来上がっていると言っていただきました。私にとってとても大きな賛辞でした。ニューヨークでも温かい歓迎を受け、声がやさしく響き他のタンゴ女性歌手とは違うと言われました。
‐女性の歌手についてですが、誰かの歌を聴きますか、または尊敬している人がいますか?
‐タンゴではスサーナ・リナルディを、またメルセデス・ソーサさんの声と、歌にかける思いが素晴らしくとても尊敬しています。できれば彼女のような歌手人生を歩みたいですね。
‐タンゴのほかにアルゼンチンのフォルクローレにも関心があるとか・・・
‐ええ、私のCDのなかに♪アルフォンシーナと海がはいっています。去年アルゼンチンにまいりましたおり、メルセデスさんに日本語バージョンをお見せしたところ、コンサートで一緒に歌いましょうと誘われ、またデュエットでのレコーディングも快く引き受けてくださいました。メルセデス・ソーサさんのおかげでますますアルゼンチンの音楽が好きになりました。
‐アン・リー監督の映画はいつも素晴らしいサウンドトラックですが、最新作“ラスト、コーション“の映画にどうして参加されることになったのですか?
‐私がカーネギーホールでのコンサートのためニューヨークに滞在していたちょうどそのとき、アン・リー監督は第二次世界大戦時の上海を背景にした映画のシーンの中で、どうしても日本語でタンゴを歌う歌手を探していたのです。こうしてDo´nde
esta´s corazo´n?の曲を日本語で歌うことになったのです。曲は監督がすでに決めていたのですが、日本語に私が訳しました。その詩がシーンにぴったりあったようです。主人公たちがレストランにいる大事なシーンで歌が流れます・・・
‐監督にどのような印象をもっていますか?
‐レコーディングのときにお会いしたのと、映画のジャパン プレミアムでお会いしました。特別な人です。優しく繊細でいい方です。監督は抱擁や体がふれる挨拶はなさらない方だと聞いておりましたが、私には違いましたね。とても心がこもっていました(笑)。
アンナサエキは明日のためにタンゴの曲目を渡してくれると約束、そのなかにオラシオ・フェレールが彼女のために特別にプレゼントした♪コンシエルトデアンナもはいっている。
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